手相鑑定専門の理由

掌は、本質を表出し、人生を俯瞰する。

手相鑑定を専門として、永らく占いに携わってまいりました。

私のような、手相専門の手相観というのは、以前はかなりの少数派でした。

他の占術と組み合わせて占われる手相観の方が圧倒的に多数でしたし、現在も、概ねその傾向は変わっていないように思います。

占術を組み合わせることで、お答えできる範囲は広がりますし、一度に色々な占いを提供するわけですから、お客様の満足度を高めるにも有効な方法であることは確かです。

しかしここ数年、手相を専門とする占い師の方がずいぶんと増えました。

純粋に手相のみを求める気運が、占いを提供する側にも、占いを受けるお客様の側にも、高まって来ているのかもしれません。

占いとは、元来不思議なものですが、手相は、その不思議が自分の中にも存在することを教えてくれます。

その気づきが与えてくれる驚きと心強さは、他の占いでは得られないものと言えるでしょう。

手相は、星や方角や、他の何とも関連づけず、その人の体の一部である手のみを観察する占いです。

その手がどんな様子で、何を伝えようとしているのか、手相観は、一所懸命に目をこらします。

そこで見えて来るのは、その人自身の物語です。

過去が語られることもあれば、未来が描かれることもあります。

「もう一息」と背中を押し、 「気をつけて」と注意をうながし、「よく頑張ったね」とねぎらってくれます。

まるで内側にいるもう一人の自分が、自分を見守り、応援してくれているかのように。

手相を観ていると、人の持つ生きる力、幸せになる力を感じます。

私が頑固に手相ばかりをやっているのも、手相の示すその力強さにとても共感しているからです。

おこがましくはありますが、手相観として、手相が表すかけがえのないメッセージを、皆様にお伝えするお手伝いができればと願っております。

齊藤 瀞

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